Book

ウィルソンの屋久島 - 100年の記憶の旅路
Wilson’s Yakushima - Memories of the Past

屋久島世界自然遺産登録20周年記念出版

2013年 KTC中央出版
100年の眠りからいま、よみがえる鮮烈な写真に込められた英国人プラント・ハンターの秘められたメッセージ。
Memories of the past revived from 100 years silence. Hidden message in the striking photographs from English Naturalist.

1914年(大正3年)2月、英国人植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソンが屋久島に降り立った。 植物調査の際に、発見された巨大な切株は「ウィルソン株」と呼ばれ、現在では人気の観光スポット になっている。 この調査の際に、ウィルソンが撮影した写真がアメリカ・ハーバード大学で発見された。 ガラス乾板に焼き付けられた当時の写真には、屋久島の豊かな森林とともに、彼に同行した地元の村人と 思われる青年たちの姿も見られた。 今回、これらの写真やウィルソン自身が書き残した研究資料などを もとに、彼らの足跡をたどることができた。屋久島で育まれてきた雄大な自然の中でウィルソンが抱いた 熱い思いと、それを引き継いだ村の若者たちの物語がここに紐解かれる。

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第40回南日本出版文化賞受賞!
「ウィルソンの屋久島」古居智子著
第40回南日本出版文化賞は古居智子著「ウィルソンの屋久島-100年の旅路」 (KTC中央出版、A4変型版、96ページ、1944円)に決まりました。 同賞は、鹿児島・宮崎県在住者および出身者による初版干物から、地域社会の発展 と地方文化の向上に尽くした図書に贈られます。 今回は2013年4月~14年3月に刊行 された32点が応募。選考会は13日、鹿児島市の南日本新聞会館であり、石田忠彦 (かごしま近代美術館アドバイザー)、 田村省三(尚古集成館館長)、鮫島吉廣 (鹿児島大学客員教授)の3氏が審査しました。 受賞者の横顔や選考経過、講評は 5月下旬以降に掲載します。贈呈式は6月10日午後2時から、南日本新聞会館で開きます。  南日本新聞社 2014年5月14日(水)南日本新聞の記事より