L’ultimo missionario
La storia segreta di Giovanni Battista Sidotti Giappone
最後の宣教師 ジョヴァンニ・バッティスタ・シドッティの日本での知られざる歴史
「密行」イタリア語版 2017年 Fondazione Terra Santa – Milano テラ・サンタ社(ミラノ)
Un uomo solo, con la sua fede e il suo coraggio, sospeso tra la vita e la morte. Da una missione impossibile nasce il dialogo tra due uomini straordinari che riavvicinano Oriente e Occidente.
信仰と勇気を抱き、たった一人で生と死の間に取り残された男。一つのミッション・インポッシブルから、東洋と西洋を近づけることになる二人の数奇なる男たちの対話が生まれた。
Ⅱ12 ottobre 1708 la corrente dell’oceano porto un uomo ad approdare sull’isola di Yakushima. Pochi sanno che questo fu l’inizio di un avvenimento che influenzo notevolmente la storia del Giappone.
1708年、日本。時は鎖国化。外国人(とりわけキリスト教宣教師)との一切の接触は禁止され、厳しく規制されていた。激しい迫害が吹き荒れる中、 1708年10月12日、サムライの格好をした一人の外国人がひっそりと屋久島にたどり着いた。彼の名はジョヴァンニ・バッティスタ・シドッティ、イタリア人の宣教師だった。 彼は即刻捕らえられ幽閉される。男の運命は棄教か死刑か、ふたつにひとつ。しかし良きしないことが起きた。儒学者で将軍の重臣である新井白石は自らがシドッティを尋問することを決める。 ここから数奇なる対話が生まれた。シドッティは棄教を迫られることなく命を取り留め、白石はシドッティとの対話に着想を得て日本の開国の礎となる重要な作品を執筆する。 シドッティは隔離された地下牢で死んだが、彼の犠牲は無駄ではなかった。2014年7月、幽閉された土地からシドッティの遺骨が発見され、DNA鑑定の結果、彼の存在が立証された。
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